やめられたらいいな、と思っているクセがあります。
過去の出来事について、あの時ああしておけば良かった、もっとこうしておけばよかった、という後悔の気持ちがフッと湧いた時、「ア~ッ」とか「ウッ」とか「ミェッ」とか、自分でも訳の分からない声が出ることがあります。
ひどい失敗・過ちを思いだした時は、自分に向かって「バカッ」とか声に出して言っている時もあります。思わず周囲を見回し、誰もいなくてホッとしたり、時に怪訝(けげん)な視線やビックリした視線に出会い、あわてて芝居の練習をしているふりをしたり・・・
クセが出ないように、必死になった時期がありました。過去を思い出しても心が動揺しなければいいんだと思いました。滝に打たれて精神を鍛えようかとか、禅宗のお寺に行って修行をしてみようかとか(*1)、いろいろ考えました。いまは、やめられたらいいな、くらいの軽い気持ちでいます。特に大きなきっかけがあったわけではありません。なんとなく変わってきました。
例えば、『心が動揺しないようにするのは無理、声は、動揺した心を抑えこむ役割を果たしてくれている』と思ったことがありました。何もない平穏な日々をおくっている時、心は波もなく穏やかです。動揺したり、あわてたりすると途端に波立ちます。
なにかの本に『修業を積んだ高僧でも、心が波立たないようにするのは難しい』と書かれていた記憶があります。声で心の波がおさまり、もとの静かな心に戻れるなら、少々恥ずかしい思いをしてもいいっかとの思いでした。(無理やり思い込もうとしているのかなとは思いました)
これからも何らかの努力は続けていこうと思ってはいます。
(*1)クセとは関係なく、禅宗のお寺に行こうとしたことがあります。
ブログR3.1.13『祖母との思い出』