「明治吟友会(明治地区に住んでいる詩吟をこよなく愛する人たちの集まり)」の、第46回目にもなる吟詠(ぎんえい*1)発表会が明治公民館で開かれました。コロナ禍により、4年ぶりとなった去年に続いての発表会です。明治吟友会の会員さん19人と、上部組織である「鶴崎詩道会」の会長さんをはじめ13人の役員さんの吟詠が明治公民館に響き渡りました。
妻は、明治吟友会の会員として発表者であるとともに実行委員会の総務にも名を連ねていました。会場では「事務局長」と呼ばれていました。総務ということは「総て(すべて)を務める人」ということです。発表会の1ヶ月ほど前から文字通り東奔西走(とうほんせいそう*2)していました。当日も開会2時間前からの会場準備~発表会後の反省会・懇親会の段取りまで、本当に忙しく動き回っていました。
ここまで書いて「同情するなら○○○のほうが喜ばれるのでは」という、心の声が聞こえてきました。
(としひさ)
(*1)吟詠: 吟詠は詩吟とも呼ばれ、詩に節をつけて歌う邦楽のひとつです。吟詠のルーツは、『古事記』や『日本書紀』の時代にあるといわれます。平安時代には貴族のあいだで漢詩や和歌を詠む(よむ)朗詠(ろうえい)が盛んに行われていました。その後、武将や僧侶にも漢詩や和歌をつくる文化が広まりました。朗吟がひときわ盛んになったのは、江戸時代の後期です。(中略)第二次大戦後に停滞した時期もありましたが、経済復興と共に多くの新しい流派が誕生し、吟詠人口が飛躍的に増加しました。1968年(昭和43年)には日本吟剣詩舞振興会が設立され、以来、この伝統芸道を国民芸術として発展させるためにコンクールの開催や若手の育成に努めています。
(日本吟剣詩舞振興会HPより抜粋)
(*2)東奔西走: 仕事や用事のため、東へ西へとあちこち忙しく走り回ること。(ネット辞書より)