法律上、「特定空き家」とよばれる『空き家』があります。
【特定空き家の状態】
〇そのまま放置すれば、倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
〇著しく、衛生上有害となるおそれのある状態
〇適切な管理が行われていないことにより、著しく景観を損なっている状態
〇その他周辺の生活環境の保全を図るために、放置することが不適切である状態
【空き家等（賃貸用または売却用住宅等を除く）に対する大分市の考え方】
空き家等に関する問題は、ゆくゆくは空き家の状態になるかもしれない「建築物を所有する全ての方」に係わる問題です。大分市では、空き家等に関する問題を、地域社会全体の問題として捉え、行政、市民、事業者等が連携し、多面的に取組を進めていきます。
【大分市の取り組み】
2013（平成25）年『大分市空き家等の適正管理に関する条例』制定
2016（平成28）年『大分市空家等対策計画』策定
今年、2022（令和4）年『第2期 大分市空家等対策計画』策定
放置された空き家は、環境への悪影響だけでなく、治安面の悪化まで招くリスクもあります。これらの課題を抱えている空き家が、日本全国で増え続けています。
大分市では、『特定空き家』に指定された物件、および指定物件以外の『老朽危険空き家等』『周辺の住環境を悪化させている空き家等』と判定された物件について、その除却費用の補助を行っています。除却を促進することで、周辺住民の安心・安全の確保と住環境の改善等を図ることが目的です。
【老朽危険空き家等 除却促進補助金】
■補助額
補助対象経費の1／2以内または、市の定める額のいずれか小さい額とし、1つの敷地に関して100万円を限度とする。
（注）補助金交付決定前に除却工事に着手した場合は、補助の対象とはなりません。
■補助の対象者
建築物の所有者、もしくは所有者の相続関係者で、法人を除く。
■事前調査申請が必要
事前調査申請受付：令和4年6月1日受付開始
その他、補助対象となる建築物、補助要件、対象経費等、詳しいことは担当課にお問い合わせください。
（としひさ）
（問い合わせ先）
大分市土木建築部 住宅課 (ＴEL)097-585-6012 直通
