つけっぱなしのカーラジオから、「うら島太郎がプラ島太郎になりました」という声が聞こえてきました。『クラゲと思ってプラスチックを食べようとしたカメに、それはプラスチックだから食べたらだめ!と、浦島太郎が注意する話』でした。
海に流れ出るプラスチックごみは、深刻な社会問題としてクローズアップされています。世界経済フォーラム(毎年1月末にスイスのダボスで開催される)や、伊勢志摩サミット(第42回先進国首脳会議)でもプラスチックごみ問題は議論されました。このままでいくと2050年の海は、魚よりもごみの量が多くなるという調査結果も出ているそうです。
海洋汚染のほかに、『プラスチックが燃やされる時に温室効果ガスが発生し、地球温暖化の原因の1つになっている』という問題があります。
いま大分市では、プラスチック製容器包装などは資源プラ(*1)としてリサイクルし、歯ブラシなどの製品プラ(*2)は燃やせるごみとして焼却しています。
2022年(令和4年)4月、『プラスチック資源循環促進法』の施行により、いままで焼却していた製品プラも、リサイクルする資源プラとして回収するようになります。
リサイクルにあたっての課題は、リサイクルできるかどうかの品質等の調査や、収集の対象とする製品プラの選定などいくつかあります。現在、課題を整理中です。
(としひさ)
(*1)資源プラ: カップ麺、菓子袋、バックトレイ、ペットボトルのふた、ラベル、ボトル類、緩衝材・ネット類など
(*2)製品プラ: ポリタンク、ポリバケツ、ビデオテープ、プラ製ハンガー、洗濯ばさみ、歯ブラシ、CD・DVDのケース、タッパー、プラ製のプランター、クリーニングの袋、飲料パックのストロー、プラ製のスプーンやフォーク、計量カップ、文具・おもちゃなど