たかをくくる

としひさより

先日妻が、「今夜は子どもの帰りが遅いとたかをくくっていました。いつもの時間に返って来るそうです」と言い残し、夕食の買い出しに飛び出していきました。

たかをくくる、意味は『見くびる、あなどる、甘く見る』です。妻の場合は『甘く見る』の意味で使ったのだと思います。小説の中などで、文字としてのたかをくくる(高を括る)は見たことはありました。実際に使うのを見た(聞いた)のは初めてでした。

高を括るとは何か?括るがなぜ見くびるとなるのか?調べてみました。
(小学館デジタル大辞泉より抜粋)
『 戦国時代、戦いを挑む相手側の兵力を予想する目安が「石高(こくだか:米の生産量)」でした。「石高」を低く見積もり、準備をしっかりとせず、相手をあなどった為に負けてしまうことをたかをくくると表現するようになりました 』

低く見積もることを、なぜくくると言うようになったのかまでは分かりませんでした。わたしなりに無理やり語源を考えてみました。
1.「見くびる」の「くびる」は、方言で「くくる」と言う。
2.「低く見積もる」⇒「見くびる」⇒「くびる」⇒「くくる」
3.「石高を低く見積もる」⇒「石高を見くびる」⇒「石高をくくる」 ⇒「高を括る」
もし正解なら世紀の大発見だと思います。
(としひさ)

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