大分市財政収支の中期見通し

としひさより

『大分市財政収支の中期見通し』が毎年度公表されます。公表される年度を含むこれから5年間が予測されます。今回は、令和4年度から令和8年度です。令和4年度決算を見込み、それぞれの年度の変動要因を加味し試算されます。

試算としては、
・財政状況について、コロナ禍からの社会経済活動の回復が期待される。
・一方、物価高騰や円安の進行など新たなリスクが懸念される。
・市税をはじめとする歳入について、大幅な増収は見込めない。
・社会保障関係費や新環境センター事業など、経費の増加が見込まれる。
・厳しい財政運営を強いられることが予想される。
という予測です。

令和4年度決算については収支のバランスが取れ、基金を取り崩さなくても良いと予測されています。ちなみに、5年前になされた令和4年度の見通しでは、基金を13億円取り崩さなければ収支のバランスが取れないと予測していました。取り崩さなくてもよくなった要因としては、5年間の行財政改革による経費節減効果も大きかったと思います。しかし来年度から4年間は、累計40億円の取り崩しが見込まれています。

議会として、今後とも予算編成とその執行状況、行政改革推進プランの進行状況など厳しい監視体制を敷いておかなければなりません。
(としひさ)

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