シオンの旅立ち

としひさより

先日、かかりつけの動物病院に行った際、待合室に置いてある『いぬの幸せ』という冊子が目に入ってきました。シオン(わが家のワンちゃん・からだの小さいほう)を膝に乗せたまま、冊子を手に取り、ページをめくってみました。幸せそうなワンちゃんの顔がいっぱいありました。シオンは、安らかな顔でスヤスヤ寝入っています。わが家に来て17年たちました。人間に換算すると90~100歳になりました。

以前、ねこの長寿と平均寿命をブログに掲載したことがありました。犬の平均寿命は、犬全体では14.29歳です。調べた際、獣医師の診察経験から、『屋外飼育の犬より室内犬のほうが長生きだと感じている』という記事がありました。『屋外での生活は、暑さや寒さから体を守るため、多くのエネルギーを消費します。また、飼い主さんとのコミュニケーションが少なく、孤独であることや・・・』シオンは孤独ではなかったと思います。レオン(からだの大きなほう)が居てくれました。保健所から引き取った時の話では、「おそらく兄弟犬」とのことでした。いつも一緒でした。小屋は2つあるのに、1つの小屋に2匹で入り込み、折り重なって寝ていたこともありました。小さい時だけでなく、大きくなってからもありました。

そのシオンが、今朝、しずかに旅立ちました。外にいたレオンを、シオンが永眠した部屋に連れて入ると、シオンの頭をペロペロ、ペロペロなめ始めました。分ったのだと思います。
(としひさ)

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