「市議会議員さんて、本当にいた(存在した)んですね」という感想をいただいたことがあります。
大分市議会が2011年(平成23年)から続けている『若年層(じゃくねんそう)との意見交換会』の中でいただいた感想です。この「感想」にうなずいている学生さんも複数人いました。
その時は「え~~~」と驚いたふりをして笑いでごまかしましたが、ショックでした。「大分市議会議員と大分市議会は、市民の皆さんから見て1番身近な議員・議会」のはずでした。「身近」だと思ってもらうための努力も続けてきたつもりでした。独りよがりでした。若者にその存在すら認められていませんでした。
『北欧諸国では子どもや若者が国会や地方議会を訪問する機会もあるが、北欧の場合はむしろ政治家が必死に「若者がいる場所に」「お出かけ」する』(雑誌ボーターズより)
大分市議会では、2008年(平成20年)『議会基本条例』制定以来、北欧のように「必死に若者がいる場所にお出かけする」や「議会が持つ3つの機能を活性化するための組織づくり」など、様々な議会改革に取り組んできました。この「本当に存在したんですね」は、大分市議会の議会改革がまだまだ足りないことを思い知らされた強烈な一発となりました。
2023年末にあたり、2024年の抱負・目標をつくるための「反省」にしたいと思います。
(としひさ)