心のケア

としひさより

『震災から1週間、1か月、1年など、節目の時に感情が大きく揺れることを【アニバーサリー反応】と言います。つらい反応ですが、異常な反応ではなく、多くの場合は短期間で回復すると言われています。
アニバーサリー反応が起こる原因は、出来事が起こった日付と一緒にその体験が記憶されるため、意識していなくても、その日付が近づくにつれて心身が反応します』
(北海道立精神保健福祉センターHPより)

対処法としては、
🔶誰にでもアニバーサリー反応が起こることを知っておく。
🔶自分のこころやからだの反応に注意を向けておく。
など、記されていました。

熊本県教育委員会のHPには、
『イライラして、腹が立つ!そんなとき、落ちつくための3つの方法があります。落ちつくためには、背筋を伸ばした姿勢をつくります。1.肩のリラックス法、2.イメージ呼吸法、3.セルフイメージ法があります』
という記述がありました。

🔶肩のリラックス法を紹介させていただきます。
(HPの文章の横には、背筋を伸ばしてイスに座る、小学生くらいの女の子のイラストがありました)
①背筋をまっすぐ伸ばした姿勢をとりましょう。床に足の裏をしっかりつけて、両腕はブランとしましょう。
②肩を高くあげてみましょう。・・・そして、ストンと力を抜きます。背筋はまっすぐのままですよ。
③肩をもう一度高くあげてみましょう。上げているときに思わず脚や腕に力が入っていませんか?顔はスマイルですよ。今度は肩の力をゆっくりゆっくり抜いていきましょう。背筋はまっすぐですよ。
④ストンと抜いたあとと、ゆっくり抜いたあとでは、どちらが気持ちがすっきりしましたか?どちらが気持ちが落ち着きましたか?
⑤次に、ストンとゆっくり、どちらか好きな方をやってみましょう。肩を高くあげて、腕、脚、背中に余分な力は入っていませんか?顔はスマイル。はい、力を抜きましょう。背筋を立てたまま、気持ちを感じてみましょう。
(熊本県教育委員会HP 「大規模災害発生時における学校再開と 心のケアハンドブック」より)

ブログを書いたあと、大分市教育委員会に電話をかけ、次のことを伝えました。
「災害発生時、熊本県教委は、同じく災害にあわれた兵庫県教委からハンドブックを贈られ、熊本独自のハンドブックをつくった。熊本県教委のハンドブックをそのまま大分にも適用できるのか、大分市・大分県も独自のハンドブックをつくる必要があるのか、特に児童生徒の心のケアについて、検討をお願いしたい」

教育委員からは、「至急検討し、対応します」と回答をいただきました。

(としひさ)

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