健康診断

としひさより

年に1度、定期的に健康診断を受けています。きょう、受けて来ました。

健康診断を受ける時には、いくつかの制約があります。その1つが『お酒』です。事前に受け取った『受診時のお願い』には、『受診前日は、アルコールを控えて下さい』と書いてあります。以前は、『普段の生活が、良いか悪いか診断してもらう』という固い信念??or意固地(*1)な考え?で、前日も晩酌をし、宴会があれば参加をし、アルコールを普通に飲んで受診していました。幸い、毎年、検査結果は(ギリギリの項目も有りましたが)『正常範囲』で収まっていました。

ところが、6年前、心筋梗塞を発症しました(ブログ3.31)。手術・退院後、同級生の病院で、術後経過を、定期的に(3ヵ月に1回)診てもらっています。診察室に入って、私の顔を見た同級生・先生が、最初に言う言葉が「タバコは吸っていませんか」「お酒は飲みすぎていませんか」です。タバコは6年間、完全禁煙が続いています。タバコは胸を張って答えます。お酒は、毎年の健康診断結果を提出するので、誤魔化しようが有りません。下を向いて答えます。

同級生の手前、見栄もあります。心筋梗塞から2年くらいたった頃、一念発起(*2)しました。「健康診断の何日か前から酒を控え、診断前日は酒を断ち、診断に備えよう」と。

今年は、健康診断の日を妻に言っていませんでした。きのう、健診日前日、夕ご飯の買い物から帰った妻の言葉。「スーパーに珍しい貝がありました。あなたが好きだろうと思って買ってきました。つまみにしてください」。見ると、値段は293円、『亀の手』という貝で、珍味です。よりによって、禁酒と決めた日にこの珍味。思わず、「あすが健診日と知っていて知らぬふりをして、わたしに試練を与えることで【苦労が人を成長させる(ブログ1.26)】的なことを狙っているのではないか?」と、つい疑心暗鬼(*3)に陥りました。
(としひさ)

言葉の意味を辞書で引いてみました。
(*1)意固地(いこじ):意地を張ってつまらぬことに頑固なこと。
(*2)一念発起(いちねんほっき):あることを成し遂げようと決心すること。
(*3)疑心暗鬼:疑いのこころが起こると、何でもないことまで恐ろしくなる。

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