どの漢字を使うか?迷うことが多くなりました。字を書かなくなったからかもしれません。
きのうも『挨拶は30秒くらいにおさめます』の『おさめます』で迷いました。ゆっくり調べる時間がなかったので『挨拶は30秒くらいで終わらせます』に言葉を変えました。
改めて、文化庁の『異字同訓(*1)の漢字の使い分け例』というページ(*2)で『収める』か『納める』か、調べてみました。最初に読んだ時は「30秒くらいの時間の中に挨拶を入れる➡収める」だと思いました。熟読すると「納めるには、歌い納めや見納めなど、終わりにするという意味がある➡納める」ではないかと思ってしまいました。
【収まる・収める】
(意味)中に入る、収束する、手に入れる、良い結果を得る
(例文)博物館に収まる・目録に収める・争いが収まる・丸く収まる・手中に収める・効果を収める・成功を収める
【納まる・納める】
(意味)あるべきところに入る、落ち着く、引き渡す、おしまいにする
(例文)国庫に納まる・税を納める・社長の椅子に納まる、・胸に納める・注文の品を納める・歌い納める・見納め
(結論)➡「時間内におさめる」はひらがなで書くor使わない。
もしかしたら、『おさめる』の使い方自体が間違っている?という気もしています。
(*1)異字同訓: 異なる字でありながら、意味の近い語が、訓で読む場合に同じになるもの「足・脚」「堅い・固い・硬い」など
(*2) 文化庁の『異字同訓の漢字の使い分け例』というページ: こんなに便利で信頼度の高いページがあることを知りませんでした。大分市役所 議会事務局 総務課 秘書担当班の職員さんが教えてくれました。
(としひさ)