実証実験

としひさより

国は、新型コロナウイルス感染症に対し、新たな実証実験(*1)を始めました。
実証実験では、家庭や事業所などから集まって来た下水(トイレ、風呂、洗面所、台所などから出た水)の中にいるコロナウイルスを検査・監視します。
結果として、例えば、その日の陽性患者数と、下水の中にいるコロナウイルスの増減に相関関係が見つかれば、新型コロナウイルスに対してより効果的・効率的な対策が立てられるのではないか、というのが国の考え方のようです。具体的な検査・監視の活用方法等は、実証実験の結果を受けてからになります。
2023年(令和5年)1月まで、全国20の自治体で実験が行われます。大分市でも、弁天、宮崎、原川の各水資源再生センターではじまります。

実証結果の最終報告書として、
1.下水中のウイルス検査・監視結果の活用方法
1.他の自治体が導入する際に想定される課題等
1.新型コロナウイルス感染症以外の感染症に対応する際の課題等

が国に報告されます。
大分市の報告書は、大分市、京都大学、高知大学、民間企業の4者の共同作業でまとめられます。
全国20の自治体からどんな活用方法等が報告されるか、注視したいと思います。
(としひさ)

(*1)実証実験: 新開発の技術等を実際の場面で使用し、実用化に向けての問題点等を検証すること。

タイトルとURLをコピーしました