『台風シーズン』は、8月・9月と気象庁のHPには書かれています。年間で、発生件数は8月が1番多く、日本への上陸回数は9月が1番多いそうです。
台風の接近・上陸により、様々な被害が想定されます。大分市では、『住宅の瓦(かわら)屋根の耐風診断にかかる費用と、住宅の瓦(かわら)屋根が飛ばないように改修する費用』の一部を補助する事業が、6月議会(令和5年第2回定例会)に提案されてきました。
*台風シーズンに入る1か月も前、6月30日のブログに書いた理由は、『補助金申請前に診断または改修工事等を行った場合、事前着手となり補助金が出ない場合がある』ためです。
(1)瓦屋根の耐風診断
瓦屋根の「留め付け方法」について、国土交通省の基準に適合しているかどうかを、かわらぶき技能士(1級、2級)や瓦屋根診断技士に診断してもらう。
【補助対象要件】
2021年(令和3年)12月31日以前に着工された住宅の瓦屋根(ネンド瓦、セメント瓦)
*スレート屋根、金属屋根は対象外
【補助率】
補助費用の2/3
【補助上限額】
2万1千円/棟
(2)瓦屋根の耐風改修
【補助対象要件】
①2021年(令和3年)12月31日以前に着工された住宅の瓦屋根(ネンド瓦、セメント瓦)
②国土交通省の基準に適合しない瓦屋根
③耐風改修の結果、強風に対して安全な屋根になること
*スレート屋根、金属屋根への葺き替え(ふきかえ)も対象となります。
【補助率】
工事費用または屋根面積×2万4千円の、いずれか低い額の23%
【上限額】
55万2千円/棟
6月議会最終日の7月14日に議会としてOKを出せば、9月1日から募集が始まる予定です。(補助額が予算額に達した時点で募集は締め切る予定となっています。予算額は(1)(2)合わせて280万円です)
(としひさ)