結婚披露宴

としひさより

嬉しいことに、これまで数多くの結婚披露宴にお招きをいただきました。披露宴では、多くの場合、新郎新婦の親御さんが、それぞれ席までご挨拶に来てくださいます。わたしたちの結婚披露宴の時も、両家の親が、それぞれ席を回ってくれていました。『有難いな』と思った記憶があります。

娘の結婚で、今度はわたしが『新婦の父親』の立場になりました。親として、ご来賓の席や、新郎新婦のご友人の席を回る姿をイメージしてみました。何か、チョッと、違和感がありました。・・どうやら、親が挨拶して回る姿を、『家と家との結婚』というイメージで捉えてしまったようです。親が出しゃばらず、かつ、来ていただいた方に失礼にならない方法は無いか・・・瞬時に閃きました。

『新郎の親御さんと一緒に、まず新郎側のゲストテーブルを回り、私たち夫婦をご紹介していただきます。一人ひとりではなく、テーブルごとに紹介していただきます。次に、新婦側のテーブルに行き、わたし達が新郎の親御さんを紹介します。「ご挨拶」を、「相手の親の紹介」に変える』という作戦です。この作戦なら『親が出しゃばらず、かつ、来ていただいた方に失礼にならないのではないか』と思いました。

勿論、わたしの妻、新郎の親、新郎新婦が異議なく賛成してくれて、初めて成立する作戦であることは言うまでもありません。
(としひさ)

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