夢のお告げ

としひさより

県外にいる娘から、時々『家族LINE』が入ってきます。『誰かがケガをする夢を見た時など』も入ってきます。わたしは『夢のお告げ』と呼び、LINEがきてからしばらくは気をつけるようにしています。

わたしの亡くなった母も、たまに『夢のお告げ』を、口にすることがありました。1度だけ、東京まで電話が掛かってきたことがありました。当時、大学の学生で、大学の寮に居ました。寮は4階建てで、すべて2人部屋で、1年ごとに相手も部屋も変わります。電話が掛かって来た時は3階だったと思います。携帯電話はまだありません。部屋に電話を引くことも、規則で禁じられていました。1階の事務室に電話が入ると、寮母さんや電話当番の寮生が館内放送で呼び出してくれます。ある日、「ナカミチさん、お電話です」と館内中に響く寮母さんの声。3階から急いで降りて行きました。弾んだままの息で寮母さんにお礼を言い、受話器を取ると『お告げ』を告げる母の声。内容は覚えていませんが、何のことか分からず、しばらくポッカーンとしていた記憶があります。

娘も離れて暮らすようになってから『夢のお告げ』を送ってくるようになりました。母の『クセ(家族を思う気持ち)』が娘に受け継がれているように感じています。以前ブログに『娘の手の形は祖母とそっくり』と書いたことがあります(ブログR3.7.25)。改めて、つながっていく生命(いのち)の不思議さを感じています。
(としひさ)

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