大分市議会議員、総出でチラシ配りをしました。『大分市若者応援条例が制定されました』というチラシ(*1)をひとり30枚持ち、大分駅前の3カ所の広場に3月20日午後4時30分、3班に分かれて集合しました。
約30分のチラシ配りでした。わたしは30分間、ハンドマイクを握りました。以下のような内容を、話す順番を変えながら、時々アドリブを入れ、道行く人たちに語りかけました。「ふざけているのか」と思われないよう、『笑顔になってもらうモード』は封印しました。
(話した主な内容)
「ご通行中の皆さま、こちらは大分市議会です。本日は市議会議員がチラシを配らせていただいております。
大分市に若者応援条例が制定されたことをお知らせするチラシです。
議会は、この条例により、若者の意見が反映される仕組みづくりを推進します。
議会は、この条例により、若者の活動に対する支援の充実を目指します。
議会は、この条例により、若者の能力・行動力が十分に発揮できる環境整備を目指します。
この条例は、若者の活躍を社会全体で応援するため、大分市議会が提案・制定した条例です。全国には、市長が提案した若者応援条例はいくつかあります。議会が提案した若者応援条例は全国で初めてです。大分市議会が自信をもって提案した条例です。
条例で定義する『若者の活躍』とは、ヒーローになることだけではありません。日常の様々な場面で、若者一人一人が持っている思いや願いを表現することも『活躍』としています。会社や地域や学校で、若者が自分の思いや願いを自由に『表現』できる環境をつくっていただければありがたいと思っています。
どうかチラシを手に取り、お読みいただき、社会全体で若者の活躍を応援するという機運の醸成に、ご協力いただきますよう、宜しくお願い致します。」
条例でいう若者とは、おおむね16歳から29歳くらいまでとしています。明確な定義があるわけではありません。大分市議会では、成年年齢に達する18歳を含む高校生くらいからという考え方をしました。
いま大分市では、大学進学や就職を機に大分市から離れる若者が増えています。若者の減少は、まちの活力の低下につながります。きょうは、若者が減少していく大分市に危機感を覚え、応援条例の趣旨に賛同してくれた市の部長さんたちも一緒にチラシを配ってくれています。大分市議会が提案・制定した条例のチラシ配りに、市の部長さんたちが協力してくれるのは、大分市議会始まって以来、初めてのことです。議会と行政が一体となって、若者の応援ができる体制ができるのではないかと期待しています。
いよいよ4月から、その若者応援条例の運用が始まります。運用する主体は市長・執行部です。議会は監視及び評価を行うとともに、必要に応じて提言等をしていきます。監視・評価・提言をするためには、若者と交流する機会を設け、若者の意見を把握していかなければなりません。これから条例に『魂』を入れていく作業が始まります。
(としひさ)
(*1) 若者応援条例の広報のためのチラシ・ポスターは、公募としました。公募により、少しでも多くのの人に関心を持ってもらおうという思いからでした。応募作品の中から、大分情報高校の生徒さんの作品を選ばせていただきました。若々しく、勢いがあるとの評価が高かった作品です。アニメに登場してきそうな人物の姿・顔が描かれています。わたしには、高校生が何かを決心した(決めた)時のような顔に見えました。