「大分市の名木(めいぼく)*1」の一覧表が、緑化推進協議会の総会で参考資料として配られました。緑化推進協議会は、大分市長が会長で市の担当課が事務局です。
樹木は74本、樹林はわたしの地元の「鶴崎大神宮の森」をはじめ、15カ所が「名木」に指定されていました。当然、わが母校・明治小学校のシンボル「くすの木」も指定されていると思い、探しましたがありません。総会のあと、市の担当者に、「明治小のくすの木が指定されていないが、樹木について名木の指定基準は何か」聞いてみました。次の4つのいずれかに該当し、健全(健康)であればよいとのことでした。
①幹の周囲がおおむね1.5m以上であること
②高さがおおむね20m以上であること
③つる性の樹木の場合は、枝葉の広がりがおおむね30㎡以上であること
④その他特に価値があるもので保存を必要とするもの
明治小学校のくすの木は、1本が周囲5メートル以上、もう1本が3.5m以上あります。2本とも①に該当します。「指定されていない理由」を聞くと、「申請されていないから」とのことでした。
学校のシンボル「くすの木」が「名木」に指定されれば、くすの木(=学校)に対する愛着や誇り、緑の保全に対する意識の醸成など、いい効果があると思います。文化財のように規制があるわけではありません。明治地区にお住いの皆さんや住んでいた皆さんの意識にも変化があるかもしれません。メリット=100%、デメリット=0%だと思いました。
すぐに明治小学校に飛んで行き、校長先生に相談しました。校長先生も大賛成で、申請する方向で話が進み始めました。
また、市の担当課の課長さんと話をする中で、「名木事業について、知っている市民は少ないのではないか」と疑問を投げかけました。「名木(樹木・樹林)に指定されれば、保全のための費用が緑化推進協議会から出ることをもっとPRし、市民周知を図っていくことが緑化推進につながると思う」と述べ、PRをお願いしました。
(としひさ)
(*1)名木(めいぼく): 由緒ある樹木や樹林を「名木(めいぼく)」に指定し、指定した「名木」を保存していこうという緑化推進協議会の事業です。