『聞く』と『聴く』

としひさより

『聞く』と『聴く』の使い分けがよく分からなくなってしまいました。

議会事務局へ、原稿をメール送信したあとのことでした。「さっき送った原稿の『きかせて』の漢字を『聞かせて』にしたが、『聴かせて』ではないか?」という疑問がフッとわいてきました。

原稿の内容は、大分市議会が取り組み始めた『若年層に特化した議会モニター制度』についてでした。
『議員が学校に出向き、議会のしくみなどの説明をしたあと、モニタリング前の議会の印象等を中心に(学生さんから)意見をきかせてもらいます』

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この文の場合は『聴かせて』が正解でした。
『ただ単に「きく」場合は、一般に「聞く」を使い、注意深く(身を入れて)、あるいは進んで耳を傾ける場合には「聴く」を使います』
・うわさを聞く ・聞き流す ・音楽を聴く ・講義を聴く
(放送現場の疑問・視聴者の疑問(NHK放送文化研究所)より)

「自分は『講義を聞く』だったなあ」と思いました。

すぐ議会事務局に電話し、担当職員さんに漢字を訂正してもらいました。電話のあとで自分の過去ブログを確認したら、『傾聴』というブログに『国語の辞書によると、「傾聴」とは、「相手の話に耳を傾け、一生懸命聴く、あるいは、熱心に聴く」とあります』という文章がありました。(ブログR5.10.5)

「この文章を打っていたのなら、『聞く』か『聴く』か分かりそうなものだけど」という声がどこからともなく聞こえてきました。
(としひさ)

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