大分市の財政収支の中期見通し(令和6年度〜令和10年度)が示されました。
⚫︎見通しは大変厳しい。
(理由)
・昨年度、主要3基金を30億円取り崩し、今年度も現時点で68億円取り崩さざるを得ない収支状況である。
・エネルギー価格や物価高騰の影響がまだ続く。
・激甚災害、頻発化する災害発生など不測の事態への対応を求められている。
⚫︎新たな施策の必要性
・少子化対策
・安心・安全な医療・防災への取り組み
・DXの推進による市民サービスの向上
・急激に変化する社会経済情勢等への対応
⚫︎今後の財政運営の基本方針
・大分市 行財政改革推進プラン(第6次)の推進
・コスト意識の徹底や新たな歳入の確保
・歳入歳出両面にわたる不断の改革
・新年度予算編成における大幅な減額調整と更なる事業の見直し
大分市の財政状況を勘案すると、行財政改革を強力に進めなければならない状況です。万が一財政が破綻した場合、大分市議会の責任は重いというより100%議会の責任です。財政破綻を防ぐことは、議決権(予算議案等に対し、賛否の決定を行う権利)を付与された議会という組織の最大の責務です。当然わたし個人にもその責務は課されています。
(としひさ)