北京冬季オリンピック3日目のスキージャンプ、小林陵侑(こばやし りょうゆう)選手が日本人第1号となる金メダルを獲得してくれました。心から「おめでとう」、そして「ありがとう」です。
各新聞には、『世界屈指の踏み切り』『最強の証』『絶対エース進化証明』『スパイダーマン陵侑ぶっ飛んで北京の空へ』等、目にするだけでワクワクしてくる見出しが並んでいました。最後の見出しにある『ぶっ飛んで』は、小林選手の公式チャンネルでの決めゼリフ『ぶっ飛んでいきましょう』からのものだと思います。
テレビのインタビューがまた振るっていました。本番直前に行われた試技を出場した50選手中ただひとり飛ばなかったことについて聞かれると、「いいイメージがあったので飛ばなくていいかなと思った」と答えていました。
この大舞台で50選手中ただひとりほかの選手と違うことをする。しかもイメージだけで。動揺はなかったのか?不安はなかったのか?と思ってしまいます。が、インタビューを受けている、ひょうひょうとした姿からは、動揺や不安はみじんも感じられませんでした。ある新聞記事には、『これまでの4年間、歓喜と辛苦の両方を経験し精神的にも一回り成長した』とありました。すごい精神力、そして4年間での精神的成長です。
ふと、かたや金メダルを目指して精神を成長させた小林選手、かたや自分の小さなクセをやめるために精神を鍛え直そうとしたわたし(ブログR4.2.5)、スケールがめちゃくちゃチイセェなぁと思いました。
気を取り直し、それはそれとして、改めて小林選手の金メダルに、心からの大きな祝福の拍手を贈りたいと思います。
(としひさ)