『手元に置いておきたい』と思った本がありました。在庫があるか?大分市内の本屋さんに聞いてみました。2年前に増版されて以来、在庫切れとのことでした。2軒聞いてみました。2軒とも同じ答えでした。『買えないなら、借りよう』と思い、大分県立図書館に電話しました。残念ながら置いていませんでした。
その時、電話の向こうから思いもしなかったことば、「大学の図書館に聞いてみましょうか?」。意味を理解するのに少し時間がかかりました。いったん電話を切り、待っていると「大分大学の図書館に置いていました。無料で取り寄せできますが?」との電話。「ぜひ!」とお願いしました。相互貸借システムなるものを知りませんでした。
本を借りてから数日後、短期大学の学生さんたちと意見交換をする機会がありました。(ブログR4.2.25)。県外から入学してきた学生さんから、「大分市は、公共の勉強する場所がたくさんあって便利」という声をいただきました。「例えば県図書かな?」と聞くと「そうです」との答え。
早速、知ったばかりの相互貸借システムを、さも、以前から知っていたような口ぶりで紹介しました。しかも、「県図書に居ながら大分大学の図書館が利用できるなんて便利だよね」という言葉までスラスラと出てきました。学生さんは「いいことを聞きました」と、ニコッと笑ってくれました。知ったかぶりをした自分が少し恥ずかしくなりました。
(としひさ)