大分市議会の取り組みを先進的として、きょうも他の議会が視察に来てくれました。今年に入って18件目の視察です。対応はわたしと、わたしが会長を務める大分市議会・議会活性化推進会議のメンバーが行いました。今月はさらに2件の受け入れを予定しています。議会事務局のサポートを受けながら、全て活性化推進会議のメンバーが対応します。
きょうの視察項目の1つは『議員政策研究会の取り組み』でした。議員政策研究会は、政策条例・政策提言をつくる、大分市議会独自の組織です。議長を除く全議員が構成メンバーです(議長はオブザーバーで参加できます)。
2008年(平成20年)以来、これまで5本の条例と2本の提言をつくり続けてきました。今は『(仮称)移住・定住に関する政策提言』をつくっています。これまで、すべての条例・提言を全会一致で成立させてきました。今回も間違いなく全会一致になります。
政策条例・政策提言をほぼ2年周期で、しかも全て全会一致でつくり続けている議会は全国でも珍しいと言われています。
議会事務局のおかげです。これまでブログ『事務局のサポート力R6.2』、『市民意見交換会R4.11』『議会事務局のサポート力(2)R3.9』『議会事務局のサポート力R3.9』等で、議会事務局の凄さ、有り難さを書いてきました。
議会事務局職員さんのサポートがあって初めて2年周期を実現できています。もし議員だけで作ろうとすると5~6年周期になると思います。理由は、多くの基礎情報・多くの行政情報の収集に膨大な時間がかかるからです。そして、それは議会・議員が苦手とする分野だからです。議員個人で集める情報は、どうしても自分の得意分野に偏ってしまいます。集めた情報を選別し、集約し直すだけで膨大な時間が経過してしまいます。さらに5~6年周期となれば、途中で改選期を迎えます。チーム議会としてつくることは、ほぼ不可能になります。
改めて議会事務局・議会事務局職員さんに感謝です。
(としひさ)