はじめの一歩

としひさより

仕事部屋の椅子の後ろは本棚です。一番下の段に、マンガが何冊か並んでいます。そのうちの1冊に、付せんが挟まっているのが見えました。気になる言葉や感動した場面に付せんを挟むのは、わたしのクセです。

本の題名は『はじめの一歩』。いじめられっ子だった主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけにボクシングジムに入門。周囲との交流やライバルとの戦いを通じて、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を描いた漫画。
週刊少年マガジンに連載されていたものが、ベストバウト(最も見ごたえのある、素晴らしい格闘技の試合)として、1試合ごとに1冊にまとめられたものを、2~3年前近くの古本屋さん(*1)で2冊見つけ、1冊170円で買ってきました。
付せんが挟まっていたのは、鷹村守と世界チャンピオン・ブライアン ホークとの一戦を描いた1冊でした。もう1冊は幕之内一歩となにわのロッキー・千堂武士との一戦です。なぜ、どんな場面に挟んだのか忘れていたので、改めて手に取ってみました。

『努力したものがすべて報われるとは限らん。しかし成功した者は皆すべからく努力しておる
という言葉が書かれていました。いま読み返しても多分同じページに付せんを挟むだろうと思いました。ふと、2~3年前から成長していないのかなという想いが頭をかすめました。
(としひさ)

(*1)近くの古本屋さんが登場したことのある過去のブログ
R3.5.27『捨てる』R3.8.23『』R3.8.29『』R3.10.12『感情の整理術

タイトルとURLをコピーしました