開園70周年(高崎山自然動物園)

としひさより

国立公園 高崎山自然動物園(*1)が、今年開園70周年を迎えました。
3月26日(日曜日)に、サル寄せ場等で記念イベント(当日入園無料)があります。記念誌も発行されました。

記念誌をめくると、『近年話題になったサルたち』というページが有ります。2頭(*2)のおサルさんが紹介されています。1頭目の見出しは『高崎山史上 最恐女子』です。『最強』ではなく『最恐』となっています。

1.高崎山史上 最恐女子 B群第18代 第1位 ヤケイ
(一部抜粋)
『2021(令和3)年7月30日、高崎山史上初めての出来事が起きました。B群の第1位にメスザルが就任したのです。彼女の名前は「ヤケイ」といい、その家系は、祖母の「オレケイ」の頃から、代々B群のメスザルの中で第1位の座にありました。ヤケイの母親である「ビケイ」は気性が荒く、ヤケイの祖母である「オレケイ」を力で倒し、メスザル第1位の座を奪ったサルでした。‥』(以下、ヤケイの写真やボスザル就任式の様子と共に、ヤケイがメスザル第1位になるまで、そしてメスザル第1位で良しとせず、上位のオスザルたちを次々に倒し、ついに男社会の二ホンザルの中でボスザルにまで上り詰めた武勇伝が綴られています)

2.奇跡の母ザル B群 マツバ
(あらすじ)
『B群の「マツバ」という名前のメスザルが、2021(令和3)年に話題となりました。マツバは自分が産んだ赤ちゃんと一緒に、放置されていた赤ちゃんザルも育てたおサルさんです。マツバのこの行動は、ニホンザルとしては非常に珍しいことです。ニホンザルは、自分の子どもにしか関心を持たないことが多く、たとえ自分のそばで他の赤ちゃんザルや子ザルが鳴き声を上げていても面倒をみることはありません。生後間もない赤ちゃんザルが放置された場合、最悪のケースが想定されます。マツバは、これまで自分が産み育てた子どもたち、お姉さんザルやお兄さんザルたちと力を合わせ、見事に2頭の赤ちゃんザルを育てています。2023(令和5)年1月現在、2頭の赤ちゃんザルたちは1才を迎え、2度目の冬を過ごしています』

この記念誌は、各地区公民館・県立図書館・市民図書館(ホルトホール、コンパルホール)に置く予定です。ぜひお手に取っていただき、メスザル「ヤケイ」の武勇伝、母ザル「マツバ」の優しさに触れていただきたいと思います。
また、ネットでも記念誌が見られるようにできないか、担当課に検討をお願いしています。容量が多くて難しいということであれば、この『近年話題になったサルたち』のページだけでもアップしてほしいと思います。
(としひさ)

(*1)過去に、高崎山自然動物園について書いたブログ
R5.2.26『第1号赤ちゃんザルの名前募集』R4.12.10『高崎山自然動物園 子ザルキャラクター』R4.2.11『高崎山トレーディングカード』R3.9.10『委員会審査』R3.7.21『高崎山自然動物園

(*2)おサルさんの数え方: 検索すると『知能のある、人間に近い動物として数える場合は「頭」を用います』とありました。また記念誌にある数え方に合わせ「頭」としました。

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